2015年10月15日

AHAガイドライン2015が発表されました

本日、10月15日、日本時間14時にAHAガイドライン2015が発表されました。

5年ぶりの蘇生ガイドライン改定となります。

AHAガイドライン2010


英語版のみとなりますが、AHAのホームページからPDFで無料ダウンロードできます。
章ごとに別ファイルになっていますので、ご覧になる際はタイトルをよくご確認ください。

【AHAガイドライン2015 ダウンロードサイト】
 http://circ.ahajournals.org/content/132/18_suppl_2.toc

今後、このガイドラインにもとづいて、

・BLSヘルスケプロバイダーコース
・ACLSプロバイダーコース
・PALSプロバイダーコース
・PEARSプロバイダーコース
・ACLS-EPコース
・ハートセイバーCPR AEDコース
・ハートセイバー・ファーストエイドコース

などが順次刷新されていきます。

変更内容のダイジェストに関しては、日本語資料として下記ページから無料ダウンロードできます。

American Heart Association
心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドラインアップデート2015
ハイライト

https://eccguidelines.heart.org/wp-content/uploads/2015/10/2015-AHA-Guidelines-Highlights-Japanese.pdf

情報がありましたら、随時、JSISH-ITCとしてもお知らせしていきます。

posted by JSISH-ITC at 18:05| Comment(0) | 日記

2015年10月12日

成人にも応用できるPALSプロバイダーコース

今日は横浜でPALSプロバイダーコースが開催されています。

AHA-PALSプロバイダーコース


PALSはACLSの小児版と言われることが多いようですが、中身としてはまったく別物です。

大人の心原性心停止と比べて、子どもは心停止に至ってしまった場合、予後は相当不良です。幸い、子どもは心臓突然死は少なく、心停止に至るまでに循環不良や呼吸不全などの段階を経ていくことが知られています。

そこで子どもを救命するためには、心停止の手前の段階で気づいて、早期に介入することが重要です。

そこでPALSでは、心停止後の対応より、むしろ「いかに心臓を停めないか」に焦点を絞って救命を考えるプログラムといえます。



PALSで学ぶのは子どもに特化したことだけではありません。

ACLSプロバイダーマニュアルには、成人患者であっても病院での心停止の7割程度は心室細動・無脈性心室頻拍以外であったとの記述があります。

つまり、成人に関しても心原性心停止以外についてもフォローアップしておくことが重要といえます。それにフォーカスして体系的に学べるコースはAHAの中ではPALSとPEARSしかありません。

PALSを通して、心停止対応に限らない急変対応の全体像と考え方、アプローチ法を学ぶことはすべての医療者にとって意義があることと考えます。

小児とは関わらない方でも、機会があればPALSを学ぶことをお勧めします。

posted by JSISH-ITC at 16:34| Comment(0) | 日記